台座に内蔵したスケールがスマホのアプリと連携し、抽出データを世界中のユーザーと共有できる。そんな今どきのテクノロジーを擁して鳴り物入りで登場したスマートコーヒーメーカーGINA。
魅力は多々あり、どこに惹かれるかは人それぞれ。スタイリッシュな外観、これ1台で3種類できる抽出、アプリでのデータ保存や共有の楽しさなど……。
見た目の美しさは写真の通り。ドイツのreddot design awardを受賞、日本のグッドデザイン賞も受賞し、2019年ベスト100に選ばれています。常に卓上に出しておきたくなるし、コーヒーをいっそう上品な趣味に格上げしてくれるデザインです。
夏に向かうこれからの時期、プアオーバー(ハンドドリップ)もコールドドリップ(水出し)もできるのは嬉しい機能。
マシンの要はドリップ調整バルブです。プアオーバーでは開放のまま、コールドドリップでは点滴速度を調整するのに使います。
そしてもうひとつの抽出法、イマージョン(浸漬法)は日本ではあまり馴染みがないかもしれません。バルブを閉め、お湯を全量注いでヘラでかき混ぜ、時間になったら落とすだけ。バルブは単にお湯を貯めるか流すかに使います。
著者が使ってみた結果、それぞれの淹れ方で楽しみの幅を広げてくれるのが、本機の最大のポイントだろうと思いました。
もちろんアプリも楽しいです。手順どおりにやるなど、少々慣れは必要ですが。抽出を極めるつもりがなければアプリやスケールはなくてもいいかも……と思ったら、何と6月、スケールなしでアプリ不要のモデルが新登場。これはいずれにしても「買い」ですね。
【ひとことコメント】
・スタイリッシュで1台3役
・アプリ連携のスケールは慣れも必要だが、未来を感じる面白さ
・スケール&アプリなしのシンプルモデルGINA Basicも待望の発売開始
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quoted from 珈琲時間 08 2020